菊唐草/平成18年
画像元:http://www.sousou.co.jp/item_2100.html
「これは僕が好きな光琳の写し。
大胆さと繊細さ、思い切って省略していながら
菊の美しさが匂いたってくる風情がある。
光悦、宗達、光琳、乾山は日本美術の白眉であり、
永遠の憧れだ。」
(脇阪 克二)
またまた菊の柄ですが、1つ目の華やかなデザインとは一変、落ち着いたデザインに仕上がっています。「光琳の写し」とあるので、尾形光琳の絵を探してみました。
尾形光琳 「四季草花図屏風」一部
参照元:
http://www.bokashiya.com/blog/e27.html
尾形光琳の屏風絵の構図をモチーフにしたのでしょうか。寒紅梅と同じく、花芯や花びらなどの表現はなく、シルエットと構図のみで表現する、という大胆な手法です。でも、花の画面構成など、なんとなくこの絵の雰囲気が出ていますよね。
伝統を現代的にテキスタイルに落とし込む、sou・souらしさが溢れるデザインなのではないでしょうか。
脇阪さんについて書かれた記事をいくつか見つけました。興味のある方はご一読されてみてください。
「あなた」のためのデザイン。
https://www.1101.com/wakisaka/index.html
一語一絵